イチハラ アツヒロ
ICHIHARA Atsuhiro
市原 淳弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【早朝・夜間高血圧の徹底管理-パーフェクト24時間血圧コントロールを目指して-】二次性高血圧 睡眠時無呼吸症候群、腎血管性高血圧、原発性アルドステロン症の夜間・早朝高血圧とその病因を含めて |
掲載誌名 | 正式名:カレントテラピー ISSNコード:02878445 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)ライフメディコム |
巻・号・頁 | 40(9),862-867頁 |
著者・共著者 | 森本 聡, 市原 淳弘 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2022/09 |
概要 | 閉塞型睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome:OSAS)では、交感神経活動の亢進を介して高血圧がもたらされることが知られている。さらに、血圧変動性の亢進や、non-dipperやriserと言った夜間高血圧および早朝高血圧がみられる。持続陽圧呼吸(continuous positive airway pressure:CPAP)療法により、non-dipperがdipperに移行し、本症候群による高血圧新規発症が抑制される。原発性アルドステロン症でも夜間高血圧が引き起こされ、副腎摘出術やミネラルコルチコイド受容体(mineralocorticoid receptor:MR)拮抗薬の投与や減塩により有意な夜間降圧がみられる。原発性アルドステロン症ではOSASを合併することが多く、副腎摘出術あるいはMR拮抗薬の投与により首周囲径の減少とともに、無呼吸が改善する。夜間・早朝高血圧を示す患者ではこれらの疾患の存在を疑うこと、およびこれらの疾患患者においては、日内血圧変動異常の存在を念頭に置いた慎重なフォローが必要である。(著者抄録) |
文献番号 | W830240006<Pre 医中誌> |