イチハラ アツヒロ
ICHIHARA Atsuhiro
市原 淳弘 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【難治性高血圧Up-to-date 2021-診療と最新治療】難治性高血圧の治療 |
掲載誌名 | 正式名:カレントテラピー ISSNコード:02878445 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)ライフメディコム |
巻・号・頁 | 39(12),1161-1166頁 |
著者・共著者 | 森本 聡†*, 市原 淳弘 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2021/12 |
概要 | 難治性高血圧(refractory hypertension)患者では合併症発症のリスクが高く、対策強化がきわめて重要である。まずは、偽抵抗性を除外し、血圧を上昇させ得る薬物を中止する。また、二次性高血圧の除外、生活習慣の修正を行う。薬物療法としては、カルシウム拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬/アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、利尿薬の併用治療に加え、ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬や、α遮断薬・β遮断薬といった交感神経抑制薬の投与を行う。さらに、中枢性交感神経抑制薬・血管拡張薬の追加投与、ジヒドロピリジン系・非ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬の併用、ARB・ACE阻害薬・直接的レニン阻害薬のうち2種の併用、サイアザイド系利尿薬・ループ利尿薬の併用を行う。腎デナベーション(renal denervation:RDN)や動脈圧受容器反射刺激療法といったデバイス治療が試みられている。今後、このようなさまざまな取り組みの徹底化により、難治性高血圧の治療成績が向上することが期待される。(著者抄録) |
文献番号 | 2022055558 |