モリモト サトシ
Morimoto Satoshi
森本 聡 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
|
論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 顕在化されないプロラクチノーマ患者の妊娠例報告 |
掲載誌名 | 正式名:日本受精着床学会雑誌 ISSNコード:09146776 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本受精着床学会 |
巻・号・頁 | 37(1),67-72頁 |
著者・共著者 | 板井 侑里, 吉井 紀子, 森本 聡, 松井 尚彦, 植村 育子, 勝手 恵理子, 早田 弘美, 佐野 陽子, 原 澄子 |
発行年月 | 2020/03 |
概要 | 症例は34歳女性で、16歳まで初潮の発来なく、原発性無月経として婦人科通院により管理が行われていた。32歳で結婚し、挙児希望により不妊治療専門施設を受診した。不妊スクリーニング検査と無月経に関する検査が行われ、高プロラクチン(PRL)血症と経腟超音波で多嚢胞性卵巣の所見を認めた。妊娠成立前後も高PRL血症は持続したが、これに対する投薬治療は行われなかった。産後4ヵ月時に第2子希望で当院を受診した。汎下垂体前葉機能低下症の既往と持続する高PRL血症の精査目的で、他院内分泌内科へ併診を依頼し、プロラクチノーマに矛盾しない結果が得られた。治療は精査と並行して行い、カベルゴリン0.5mg/週の投薬を開始した。さらにクロミフェンクエン酸塩、ブセレリン酢酸塩、レトロゾールを投与し、卵胞発育を認めた後、タイミング指導と黄体補充で妊娠成立に至った。 |
文献番号 | 2020274558 |