ワカバヤシ ヒデタカ
Wakabayashi Hidetaka
若林 秀隆 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【低栄養の世界的診断基準GLIM criteria GLIM基準[Global Leadership Initiative on Malnutrition]】GLIM基準でサルコペニアを診断できるか? |
掲載誌名 | 正式名:外科と代謝・栄養 ISSNコード:03895564/21875154 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科代謝栄養学会 |
巻・号・頁 | 56(4),124-128頁 |
著者・共著者 | 若林 秀隆 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2022/08 |
概要 | サルコペニアの摂食嚥下障害データベースのデータを使用して、GLIM(Global Leadership Initiative on Malnutrition)基準の低栄養とAWGS(Asian Working Group for Sarcopenia)2019のサルコペニアの関連を検討した。全身のサルコペニアを評価していた460人のデータを使用して、GLIM基準の低栄養とサルコペニアのクロス解析を実施した。低栄養を300人(65%)、サルコペニアを404人(88%)に認めた。GLIM基準低栄養の場合におけるサルコペニアの感度71.5%、特異度80.3%、陽性的中率96.3%、陰性的中率28.1%であった。GLIM現症該当の場合におけるサルコペニアの感度100%、特異度62.5%、陽性的中率95.1%、陰性的中率100%であった。GLIM病因該当の場合におけるサルコペニアの感度71.5%、特異度46.4%、陽性的中率90.6%、陰性的中率18.4%であった。GLIM基準低栄養でサルコペニアを正確に診断することは難しいが、診断の参考にはなる。GLIM現症に非該当で低栄養ではないと診断できれば、サルコペニアでないことを正確に診断できる。GLIM病因単独では、サルコペニアの診断にあまり貢献しない。低栄養とサルコペニアに関連は認めるものの別の概念であるため、低栄養はGLIM基準、サルコペニアはAWGS2019でそれぞれ診断することが望ましいと考える。(著者抄録) |
文献番号 | W822240004<Pre 医中誌> |