トキトウ フミアキ
Tokitou Fumiaki
時任 史聡 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | (特集 胆管損傷と(医原性)術後胆管狭窄:回避とリカバリー法)胆管損傷を回避するためのdifficulty scoreの意義 |
掲載誌名 | 正式名:胆と膵 ISSNコード:03889408 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 医学図書出版(株) |
巻・号・頁 | 42(7),575-578頁 |
著者・共著者 | 時任史聡†, 本田五郎 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2021/07 |
概要 | 胆嚢を摘出する際にもっとも安全な基本手技は、Rouviere溝の腹側で最初に漿膜下層内層(SS-Inner)を露出し、ここからおもに鈍的な剥離操作によって同じ層を連続して露出することで胆嚢管を確保して離断し、胆嚢床でも同様の層で胆嚢を剥離する手技である。ただし、SS-Innerの露出は炎症に伴う胆嚢壁の線維化の進行によって徐々に困難になり、線維化が高度な場合や、虚血や結石嵌頓による層構造の破壊とその後の瘢痕化が生じた場合は不可能になる。線維化の段階ではSS-Innerの露出の可否は術者の技量によって異なり、瘢痕化に至れば術者の技量によらずSS-Innerの露出は不可能であり瘢痕部分を残すbailout手技が必須となる。bailout手技への移行の判断基準を検討することを目的として、新たな手術難度分類(difficulty score)が提唱された。(著者抄録) |
文献番号 | 2021278918 |