ハナフサ ノリオ
Hanafusa Norio
花房 規男 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 透析室の臨床工学技士の立場から新型コロナウイルス感染症への対応 コロナ禍において患者とスタッフと機器管理に必要なこと |
掲載誌名 | 正式名:日本透析医会雑誌 ISSNコード:09147136 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (公社)日本透析医会 |
巻・号・頁 | 35(3),554-562頁 |
著者・共著者 | 安部貴之†, 石森勇, 菊地勘, 瀧澤亜由美, 平川晋也, 村上淳, 酒井基広, 花房規男, 新田孝作, 土谷健 |
発行年月 | 2020/12 |
概要 | 新型コロナウイルス(severe acute respiratory syndrome coronavirus 2;SARS-CoV-2)による感染症(coronavirus disease 2019;COVID-19)は、人類が過去に経験した感染症の中でもトップレベルの世界的な脅威である。COVID-19は医療だけでなく、経済を含めた人の営みそのものを破壊してしまう可能性もある。その理由として、市中感染が甚大であり収束の傾向が見られないこと、多くの無症状感染者、軽症の感染者がおり、その状況であっても強い感染力をもっていることなどがあげられる。透析室内においても症状の有無にかかわらず感染対策を行うことが必要になり、さらに透析スタッフの治療業務以外の感染対策も必要となった。透析医療におけるガイドラインでは、元々透析時の感染対策の記載があったが、これを遵守することは当然として、より強化しなければいけない状況になったといえる。透析医療では易感染性と考えられる透析患者がパンデミックの中でも通院しなければならず、かつ、ワンフロアでの長時間にわたる同時治療を行わざるをえない。これは、COVID-19に対する感染対策において、好ましくない状況であるといえる。この状況においても、各施設で適切な対策を講じる必要がある。このような中で、実際に患者の治療に携わり、医療機器や医療材料の管理をしている臨床工学技士が、わが国におけるCOVID-19患者の対応について、知っておくべき知見と、透析室における対策について記述する。(著者抄録) |
文献番号 | 2021106375 |