クドウ ケンジ
Kudou Kenji
工藤 健司 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 講師 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 食道原発悪性黒色腫の術後肝転移再発に対してニボルマブにより完全奏効が得られた1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本消化器外科学会雑誌 ISSNコード:03869768/13489372 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本消化器外科学会 |
巻・号・頁 | 54(11),768-775頁 |
著者・共著者 | 前田新介†, 成宮孝祐, 工藤健司, 矢川陽介, 豊島幸憲, 小川杏平, 鬼塚裕美, 大杉治司, 山本雅一 |
発行年月 | 2021/11 |
概要 | 食道原発悪性黒色腫は悪性度が高く予後不良な疾患とされてきた.しかし,近年,抗PD-1抗体を初めとした免疫療法が適応となり,その使用経験が報告されてきている.症例は75歳の男性で,胸部下部食道に生じた悪性黒色腫に対して食道亜全摘術を施行した.病理組織学的所見はpT1b(SM1)N1M0 pStage IIであった.補助療法なしで経過観察中,術後14ヵ月目のCTで肝転移再発を認めた.ニボルマブ療法を施行したところ腫瘍の縮小を認め,18サイクル投与した時点で画像上完全奏効(complete response;以下,CRと略記)が得られた.投与終了とし,以後20ヵ月間経過観察中であるが再燃を認めていない.本例は食道原発悪性黒色腫の術後再発症例において抗PD-1抗体によりCRが得られ,投与終了後も維持された最初の報告である.(著者抄録) |
DOI | 10.5833/jjgs.2020.0182 |
文献番号 | VC02340004<Pre 医中誌> |