イシカワ モトナオ
Ishikawa Motonao
石川 元直 所属 看護専門学校 看護専門学校 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 訪問診療実習を通して得た、医学生の学びの解析 KH Coderによるテキストマイニングから |
掲載誌名 | 正式名:東京女子医科大学雑誌 ISSNコード:00409022/24326178 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 東京女子医科大学学会 |
巻・号・頁 | 91(3),184-190頁 |
著者・共著者 | 小野 拓哉, 石川 元直, 安井 佑, 佐倉 宏 |
発行年月 | 2021/06 |
概要 | 現在の医学教育では「在宅医療」や「終末期医療」などの教育が系統的に行われている大学医学部は依然少なく,またその方法については確立していない.在宅医療実習を通して学生が在宅医療の特徴やその対象である療養者と家族について理解を深め,学びを深めていけるかは,医学教育を担当する教員の重要な課題である.テキストマイニングは文章データを単語ごとに切り取り,定量的な方法で分析し,その結果を視覚化する手法である.当院では希望者に対して,提携している在宅診療所で1日間の在宅医療実習を行っている.2015年度から2019年度まで本学医学部5年性69名及び6年生11名が参加し,全例に自由記述形式のレポートを提出してもらい分析した.総抽出語数は76976語であり,抽出語の頻出語上位5件は「患者」(1044回),「思う」(436回),「医療」(431回),「在宅医療」(362回),「病院」(335回)であった.共起ネットワークでは5年生は「驚く」「知る」,6年生は「連携」「背景」などの単語と関連が強く,対応分析では2017年度の5年生に「死」「看取る」との関連が強かった.テキストマイニングを用いることで,80名のレポートを簡便に可視化し全体像を俯瞰でき,その特徴を捉えることができた.データ処理や解釈に留意が必要な手法ではあるが,医学部生のレポート分析において有用なツールであると期待できる.(著者抄録) |
文献番号 | V701220003<Pre 医中誌> |