ヨシダ タクオ   YOSHIDA Takuo
  吉田 拓生
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   非常勤講師
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 Triage DOAから眺めたメタンフェタミン類中毒の1例
掲載誌名 正式名:中毒研究
ISSNコード:09143777
掲載区分国内
出版社 (株)へるす出版
巻・号・頁 26(4),300-304頁
著者・共著者 足立 茂, 高村 彰, 海老原 卓志, 鈴木 義彦, 吉田 拓生, 鈴木 亮, 菊野 隆明
発行年月 2013/12
概要 症例:20歳の女性が胸痛,嘔気,呼吸違和感,発汗多量を訴えて来院したが,Triage DOA検査では8種類の薬物群のうち覚せい剤ゾーン疑陽性であった以外すべて陰性を示した。注射痕もなく,本人は特別な薬物服用を否定した。不明な点が多く入院になった。翌日院内トイレで意識不明の患者本人が発見され,救命救急センターに転科,同検査をしたところ覚せい剤ゾーン陽性を観察し,続いてGC/MS測定から,アンフェタミンとメタンフェタミンを検出した。以後4日間覚せい剤ゾーン陽性が続いた。意識障害,不穏,興奮,頻脈,呼吸異常,瞳孔散大などから薬物中毒を強く疑った。考察:本人が異常に気づいてから入院まで7時間が経過した初回Triage DOA検査が疑陽性であったのに対して,30時間後の検査では明らかに陽性を確認した。この差異についてTriage DOAを中心に,測定法に由来する因子,薬物速度論的な側面,および薬力学的な観点から考察した。(著者抄録)
文献番号 2014169806