オオツキ ミチオ
Ootsuki Michio
大月 道夫 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 尿酸性化が内臓肥満およびメタボリックシンドローム関連指標に及ぼす影響 |
掲載誌名 | 正式名:メタボリックシンドローム ISSNコード:13497286 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 高尿酸血症・メタボリックシンドロームリサーチフォーラム |
巻・号・頁 | 5(1),45-50頁 |
著者・共著者 | 大月 道夫, 森田 真也, 岡本 真紀, 斎藤 博, 向井 幹夫, 笠山 宗正, 古賀 正史 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2009/05 |
概要 | 酸性食品である蛋白質の過剰摂取は、体液酸性化を引き起こし結果として尿酸性化を来すとされている。この体液酸性化がコルチゾール産生の亢進を来すことが報告され、さらにこの病態とメタボリックシンドロームとの関連が示唆されている。そこで今回、男性人間ドック受診者を対象に尿酸性化が内臓肥満およびメタボリックシンドローム関連指標に及ぼす影響について検討した。2006年に人間ドックを受診した男性1,051例(年齢50±10歳、BMI23.9±2.8kg/m2、ウエスト周囲径84±8cm)を対象とした。ただし、高血圧・脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症のいずれかの治療中の例および慢性肝疾患・慢性腎疾患・癌の病歴の例は除外した。試験紙法により尿pHを判定し、蛋白摂取指標として尿素窒素およびメタボリックシンドローム関連指標との関連について検討した。尿酸性化例において尿素窒素は高値を認めたが、血清クレアチニンは変化を認めなかった。尿酸性化例ではウエスト周囲径、BMIの高値を認めると共にHOMA-Rも高値を呈した。また尿酸性化例において血清尿酸値、中性脂肪、空腹時血糖値、HbA1cの高値、HDLコレステロールの低値を認めた。平均血圧は尿酸性化により変化を認めなかった。尿酸性化は内臓肥満およびメタボリックシンドローム関連指標に影響することが明らかとなり、蛋白過剰摂取に伴う体液酸性化の関与が示唆された。(著者抄録) |
文献番号 | 2010052992 |