オオツキ ミチオ   Ootsuki Michio
  大月 道夫
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 プロラクチノーマに対する薬物治療中止の目安と時期は?
掲載誌名 正式名:日本内分泌学会雑誌
ISSNコード:00290661/2186506X
掲載区分国内
出版社 (一社)日本内分泌学会
巻・号・頁 93(Suppl.HPT),13-15頁
著者・共著者 大月道夫
担当区分 筆頭著者,責任著者
発行年月 2017/10
概要 22歳男。突然に左眼窩部の激しい疼痛が出現し、嘔気や嘔吐を伴った。頭部MRIで下垂体腫瘍を認め、ホルモン検査ではプロラクチンが2604.8ng/mlと上昇していた。プロラクチノーマと診断してカベルゴリン投与を開始し、プロラクチンは速やかに正常化した。カベルゴリン週2mgによりプロラクチンが6.1ng/mlとなったため、カベルゴリンを減量・中止したところ、プロラクチンが25.2ng/mlまで上昇した。カベルゴリンを再開して週4mgまで増量したところ、プロラクチンは3.0ng/mlまで低下した。頭部MRIでは腫瘍内部は造影効果が乏しく、周辺優位に淡く造影された。腫瘍が著明に縮小していたためカベルゴリンを減量・中止したが、プロラクチンが85.8ng/mlまで再上昇したためカベルゴリンを再開した。現在、カベルゴリン週6mgによりプロラクチンは1.1ng/mlとなり、経過観察中である。
文献番号 2018069910