ナカバヤシ アキラ
Nakabayashi Akira
中林 章 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | c-kitミュータントマウス精巣における新たな遺伝子発現に関する検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本受精着床学会雑誌 ISSNコード:09146776 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本受精着床学会 |
巻・号・頁 | 29(2),283-289頁 |
著者・共著者 | 谷垣 礼子, 末岡 浩, 田島 博人, 中林 章, 佐藤 健二, 浅田 弘法, 加藤 真吾, 細井 美彦, 吉村 泰典 |
発行年月 | 2012/07 |
概要 | c-kitミュータント(c-kitM)マウスは、そのホモタイプW/Wvで不妊や貧血、難聴など特徴的な症状を示す。c-kitMマウスの精巣生殖細胞におけるc-kitの発現を、組織学的、免疫学的に検討した。実験には、細胞膜貫通部を含む78個のアミノ酸の欠落があるヘテロ(W/+)マウス、660番目のアミノ酸の点突然変異があるヘテロ(Wv/+)マウス、2種の機能喪失性突然変異遺伝子を持つホモ(W/Wv)マウス、WBB6F1系雄正常(+/+)マウス(対照群)の、精祖細胞分化のまだ少ない生後10日齢、性成熟が開始される生後4週齢、精子形成の完成した生後11週齢のマウスを用いた。検討の結果、W/Wvマウスで精祖細胞以降の造精障害とc-kitタンパク質発現の強い抑制が示され、c-kitが造精過程の初期段階に深く関っていることが裏づけられた。また、ヘテロマウスのc-kit発現を解析することにより、W変異アレルからは新たな遺伝子欠失部位を有するバリアントの生成が認められた。 |
文献番号 | 2013063108 |