ナカバヤシ アキラ
Nakabayashi Akira
中林 章 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 着床前遺伝子診断のための、GenomePlex法による全ゲノム増幅法の増幅効率と精度の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本受精着床学会雑誌 ISSNコード:09146776 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本受精着床学会 |
巻・号・頁 | 28(2),457-461頁 |
著者・共著者 | 佐藤 卓, 末岡 浩, 高橋 香織, 中林 章, 櫻井 友義, 佐藤 健二, 大澤 淑子, 橋場 剛士, 吉村 泰典 |
発行年月 | 2011/08 |
概要 | 正常男性のリンパ球由来抽出DNAを対象に段階希釈サンプル(100pg/μL・10pg/μL)を作製し、そのうち1μLずつを検体として実験に供し、単一細胞の単一コピー遺伝子の確実な診断を必要とする着床前診断の開発を目的に、GenomePlex(GP)法による増幅効率や条件を検討した。正常男性のリンパ球由来抽出DNAおよび株化リンパ球はGPによりマイクログラムレベルの収量を得た。引き続く電気泳動解析により抽出希釈DNAおよび単一細胞のレーンにおいてスメアを確認した。20kb以上の塩基長の産物が得られるMDA法に比べGP法は比較的短い塩基長の産物が検出された。GP法とMLPA法を組み合わせたジストロフィン遺伝子の全79エクソン解析の結果、100pgの鋳型量の条件では79中74のエクソンで増幅を認めた。MDA法とMLPA法を組み合わせた検討では同様条件において異なる二つの検体で、それぞれ79/79エクソンと78/79エクソンでも増幅が確認され、GenomePlex法およびMDA法共に網羅的定性解析が高い効率でできた。いずれの全ゲノム増幅(WGA)条件でも産物の相対コピー数にばらつきが生じたが、GP法では比較的少ない増幅バイアスが観察された。10pg鋳型量条件ではMDA法によるWGAでも79中49のエクソンで増幅を認めたがGP法では蛍光が検出されず解析不能であった。 |
文献番号 | 2012096559 |