ナカバヤシ アキラ
Nakabayashi Akira
中林 章 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | リンパ管造影が奏効した卵巣癌術後リンパ漏の1例 |
掲載誌名 | 正式名:東京産科婦人科学会会誌 ISSNコード:21860599 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)東京産科婦人科学会 |
巻・号・頁 | 69(4),696-700頁 |
著者・共著者 | 井上 桃, 本橋 卓, 千ヶ崎 一代, 永田 怜子, 堀部 悠, 菅野 俊幸, 秋澤 叔香, 中林 章, 熊切 順, 田畑 務, 山本 敬洋, 森田 賢 |
発行年月 | 2020/10 |
概要 | リンパ漏は外科的手術などにより損傷を受けたリンパ管からリンパ液が漏れることが原因で起こることが多く、卵巣癌に対しての手術後合併症の1つである。近年、リンパ管造影後にリンパ漏が治癒した報告が散見される。今回、卵巣癌における後腹膜リンパ節郭清後にリンパ漏が原因と思われる多量腹水を認め、ヨード化ケシ油脂肪酸エチルエステル(リピオドール)によるリンパ管造影が奏効した1例を経験した。患者は72歳、0妊0産、腹部膨満感を主訴に来院し、卵巣漿液性癌Stage IVBの診断となり、外科的手術を施行した。術後リンパ漏を認め、保存的治療で改善されず、漏出部位判定ならびに治療目的に行ったリンパ管造影が奏効し、リンパ管造影がリンパ漏に対しての治療として有用だった。(著者抄録) |
文献番号 | 2021036310 |