オカザキ ケン
Okazaki Ken
岡崎 賢 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授・基幹分野長 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【大腿骨頭壊死症-最近の進歩】腎移植後の大腿骨頭壊死症と大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折の発生率と鑑別 |
掲載誌名 | 正式名:Orthopaedics ISSNコード:09148124 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)全日本病院出版会 |
巻・号・頁 | 33(8),15-21頁 |
著者・共著者 | 大鶴 任彦, 岡崎 賢 |
発行年月 | 2020/08 |
概要 | ステロイドの全身大量投与は、腎移植症例における拒絶反応を防ぐための一般的な治療法であるが、骨壊死や脆弱性骨折の関連因子となることが広く知られている。今回我々は、生体腎移植300例におけるMRI前向き調査から、大腿骨頭壊死症(ONFH)と大腿骨頭軟骨下脆弱性骨折(SIF)の発生率を調査し、両者の鑑別につき検討した。MRI上大腿骨頭にバンドが認められた場合は、大腿骨頸部軸に平行にスライスした斜水平断(oblique axial像)のT1およびT2 STIR像を追加撮影し確定診断した。その結果、発生率はONFHは1.0%、膝骨壊死は0.3%、SIF1.0%、膝骨脆弱性骨折0.3%であった。ONFHとSIF症例に、それぞれ共通する背景因子を特定することはできなかった。ONFHとSIFの鑑別を行うに当たり、MRI oblique axial像におけるバンドより中枢部の信号の違い(ONFHなら壊死組織のため等信号、SIFなら出血を反映し高信号)を調査することは有用であった。(著者抄録) |
文献番号 | 2020361280 |