タカツキ ヨシヒト
Takatsuki Yoshihito
高築 義仁 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 助教 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 多発性骨髄腫にともなう全身性アミロイドーシスによる手根管症候群を初発症状とした若年女性の1例 |
掲載誌名 | 正式名:末梢神経 ISSNコード:09176772 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本末梢神経学会 |
巻・号・頁 | 31(1),165-168頁 |
著者・共著者 | 長田 義憲, 岩倉 菜穂子, 高築 義仁, 岡崎 賢 |
発行年月 | 2020/06 |
概要 | 全身性アミロイドーシスの主要症状のひとつに手根管症候群がある。今回、手根管症候群が初発症状であり、診断に難渋した多発性骨髄腫の症例を経験したので報告する。症例は40歳女性、主訴は両手の痺れと夜間時痛であった。臨床像や検査の結果より両側手根管症候群と診断し、手根管開放術を行った。術後、遅延していた神経伝導速度は徐々に改善したが、手のこわばりなどの自覚症状は改善せず、多発関節痛、下肢の浮腫、巨舌が出現した。全身性アミロイドーシスが疑われ、初診から20ヵ月で血液内科にて多発性骨髄腫と診断された。基礎疾患のない両側性の手根管症候群は全身性アミロイドーシスのred frag signである可能性を考慮すべきである。(著者抄録) |
文献番号 | 2020348672 |