オカザキ ケン   Okazaki Ken
  岡崎 賢
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 原著
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 TKA術前後におけるForgotten joint score-12とパフォーマンステストの関連についての横断研究
掲載誌名 正式名:JOSKAS
ISSNコード:18848842
掲載区分国内
出版社 (一社)日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会
巻・号・頁 45(3),759-764頁
著者・共著者 鬼塚 勝哉, 谷口 浩人, 吉本 伸之, 岡崎 賢
発行年月 2020/06
概要 【目的】変形性膝関節症患者の機能評価として,患者立脚型評価とパフォーマンステスト(以下,PーTest)を用いることが推奨されているが,両者の関係に関する報告は少ない.本研究は,TKA前後でのForgottenjoint scoreー12(以下,FJSー12)とPーTestの関係を横断的に調査し,joint awarenessの改善に向けたリハビリテーションを再考することを目的とした.【方法】対象は,当院でTKA術前あるいは術後の83例96膝のうち,FJSー12とPーTestが実施可能であった38例43膝.術前群が20例22膝,術後6ヵ月群が7例9膝,術後1年群が11例12膝.PーTestは,OsteoarthritisResearch Society Internationa(l OARSI)が推奨する30ーsecond Chair Stand Tes(t以下,30sーCST),Stair Climb Tes(t以下,8ーstep SCT.本研究では8段で実施),40m Fast Paced Walk Tes(t以下,40mFPWT)を施行した.FJSー12と各PーTestの相関を検討した.【結果】FJSー12と相関を認めたのは,術前群で8ーstep SCT(ρ=-0.50,p<0.05),40mFPWT(ρ=-0.49,p<0.05),6ヵ月群で8ーstep SCT(ρ=-0.48,p<0.05)でそれぞれ負の相関を示した.【結論】PーTestの中でも,8ーstep SCTは術前から術後6ヵ月でFJSー12と関連している可能性があり,PーTestの中でも特に階段昇降の改善に向けたリハビリテーション介入が有効であると考える.(著者抄録)
文献番号 2020325599