ワカバヤシ ヒデタカ   Wakabayashi Hidetaka
  若林 秀隆
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授・基幹分野長
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
招待の有無 招待あり
表題 リハビリテーション栄養の視点で考える誤嚥性肺炎予防
掲載誌名 正式名:日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
ISSNコード:18817319/21894760
掲載区分国内
出版社 (一社)日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
巻・号・頁 29(1),81-86頁
著者・共著者 若林 秀隆
担当区分 筆頭著者,責任著者
発行年月 2020/08
概要 誤嚥性肺炎患者には、発症前からサルコペニアや低栄養を認めることが多い。また、誤嚥性肺炎の発症でサルコペニアや低栄養がさらに悪化して、摂食嚥下機能や呼吸機能が低下しやすい。そのため、誤嚥性肺炎とサルコペニアの悪循環を断つことが、誤嚥性肺炎予防に重要である。それには、リハビリテーション栄養の視点による医原性サルコペニアの予防や、攻めのリハビリテーション栄養管理によるサルコペニアの改善が求められる。全身のサルコペニア予防が、摂食嚥下障害や誤嚥性肺炎の予防につながる。また、誤嚥性肺炎入院時の「とりあえず安静」「とりあえず禁食」「とりあえず水電解質輸液」の指示が、医原性サルコペニアやサルコペニアの摂食嚥下障害の原因であり、誤嚥性肺炎の再発につながる。サルコペニアとリハビリテーション栄養を視野に入れたチーム医療を臨床現場で実施して、医原性サルコペニアと誤嚥性肺炎を予防してほしい。(著者抄録)
文献番号 2020379517