ムラガキ ヨシヒロ   Muragaki Yoshihiro
  村垣 善浩
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   客員教授
論文種別 総説
言語種別 日本語
査読の有無 査読なし
表題 5G時代のスマート治療室
掲載誌名 正式名:医学のあゆみ
ISSNコード:00392359
掲載区分国内
出版社 医歯薬出版株式会社
巻・号・頁 275(7),811-816頁
総ページ数 70
著者・共著者 村垣善浩†, 岡本淳, 堀瀬友貴, 正宗賢, 伊関洋
担当区分 筆頭著者
発行年月 2020/11/14
概要 特集 5G(第5世代移動通信システム)と医療
・現在,社会は“第4次産業革命”といわれる時代の大きな転換点に差し掛かっている.また2020年(令和2年:R2)は“リモートワーク&リモートライフ(R2)”を経験する時代となった.
・遠隔医療や医療AIなどが浸透していくことが予想されるこのような状況下で,基盤技術として注目されるのが,第5世代移動体通信システム“5G”である.5Gは高速・大容量,低遅延,多数同時接続といった特徴を持つ.
・Society5.0時代の基盤となる5Gの医療現場での取り組みは着実に進んでいる.本特集では,5G×医療の政策動向や医療機器としての展開,そして診Abstract:スマート治療室は、滅菌手技を行う場としての従来の手術室と異なり、部屋全体が単体医療機器として診断と同時に手術を含めた治療を行う。第1段階として、基本機器と術中画像機器、そして各科特有の機器をパッケージ化する(基本版)。第2段階として、全機器をネットワーク化し接続する(標準版)。手術に必要なデジタル情報が時間同期して統合され、手術ナビゲーションにより空間情報も付与される。術中MRIを含めた統合情報は手術室や医局などの戦略デスクで表示され、境界不明瞭な神経膠腫摘出術で重要な情報を提供した。第3段階として、機器のロボット化と情報のAI化を実現めざしている(高機能版)。現在、有線高速通信で接続される戦略デスクは、5Gによる高速大容量の無線通信により、手術意思決定支援を行う医師対医師(D to D)の遠隔医療が実現する。将来、スマート治療室は病院を飛び出して(モバイル版)、災害救急現場などで高レベルの診断治療を行う。(著者抄録)断から手術に至るまでの取り組みを紹介する.