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タハラ ジユンコ
TAHARA Jiyunko
田原 純子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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| 論文種別 | 総説 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読なし |
| 表題 | (特集 消化器領域におけるIgG4関連疾患)自己免疫性膵炎とIgG4関連硬化性胆管炎の長期予後 |
| 掲載誌名 | 正式名:消化器内科 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | (株)医学出版 |
| 巻・号・頁 | 2(4),78-82頁 |
| 著者・共著者 | 田原純子†, 清水京子 |
| 担当区分 | 筆頭著者 |
| 発行年月 | 2020/04 |
| 概要 | AIPは免疫機序が関連した特殊な膵炎であり、通常の慢性膵炎のような膵萎縮や膵石形成をきたさないと考えられてきた。しかし一部のAIPではステロイド治療後も膵頭部領域の膵管狭窄が残存し、膵液のうっ滞を引き起こすため膵石を形成すると考えられている。また経過中に悪性腫瘍が発症する例が報告されており、AIP診断早期に発症することから、paraneoplastic syndromeの1つと考えられている。一方、IgG4-SCはさまざまな部位に病変をきたすため、膵癌や胆管癌、PSCなどの疾患との鑑別を要する。ERC下の細胞診や胆管生検を行うが診断に難渋することも多く、ステロイドトライアルによって早い段階での効果判定を行う場合もある。いずれも長期経過については不明なことも多いため今後の慎重な経過観察が必要である。(著者抄録) |
| 文献番号 | 2020220773 |