キタガワ カズオ
Kitagawa Kazuo
北川 一夫 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤嘱託 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【厳格な降圧療法の有効性と意義を熟考する】脳卒中一次予防の観点からみた厳格降圧療法 |
掲載誌名 | 正式名:血圧 ISSNコード:13404598 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)先端医学社 |
巻・号・頁 | 25(1),27-30頁 |
著者・共著者 | 北川 一夫 |
発行年月 | 2018/01 |
概要 | 疫学的には脳卒中と高血圧の関連は一次予防の観点から極めて密接である。脳出血、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞の基盤となる血管病変への直接的な危険因子としての関与に加え、心原性脳塞栓症へも心房細動発症リスクを高めることにより脳卒中発症を高める。コホート研究では全脳卒中、脳出血発症は収縮期血圧120mmHg以上で、脳梗塞発症は140mmHg以上で高まることを支持するものが多い。脳出血リスクの高いと予想される患者、とくに抗血栓薬内服中の患者では脳出血回避の観点から130mmHg未満への管理が推奨されている。脳主幹動脈に高度狭窄病変のない限り、脳卒中予防の観点からはthe lower,the betterすなわち収縮期血圧120mmHg未満を目指した厳格降圧療法が望ましいと考えられる。(著者抄録) |
文献番号 | 2018109515 |