シミズ ユウコ
Shimizu Yuuko
清水 優子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 視神経脊髄炎(NMO)における免疫吸着療法の検討 |
掲載誌名 | 正式名:東京女子医科大学雑誌 ISSNコード:00409022/24326178 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 東京女子医科大学学会 |
巻・号・頁 | 78(臨増),94-98頁 |
著者・共著者 | 大橋 高志†*, 太田 宏平, 清水 優子, 大原 久仁子, 竹内 千仙, 岩田 誠 |
発行年月 | 2008/02 |
概要 | 近年、視神経脊髄炎 (Neuromyelitis Optica: NMO) の血清中に特異的に検出される抗アクアポリン4 (AQP4) 抗体が発見され、NMOの病態に液性因子が強く関与することが明らかとなった。NMOの急性期の治療として血漿交換療法が有効性を示す報告がみられるが、免疫吸着療法 (IAPP) の評価は定まっておらず、治療経験の蓄積が重要である。ステロイドパルス療法が無効であった急性期NMO患者3例に対しIAPPを施行したところ、いずれも中等度以上の症状の改善が得られた。IAPPにより血清抗AQP4抗体の抗体価が低下することも確認できた。1例では妊娠中にIAPPを施行し、良好な結果を得た。NMO患者の重度の再発に対しては積極的にIAPPを考慮するべきである。妊娠中の患者にも比較的安全に用いることができ、急性期の治療として有用である。(著者抄録) |
文献番号 | 2008207047 |