シミズ ユウコ   Shimizu Yuuko
  清水 優子
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   教授
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 高活性抗レトロウイルス療法が有効であった後天性免疫不全症候群にともなう進行性多巣性白質脳症の1例
掲載誌名 正式名:臨床神経学
ISSNコード:0009918X/18820654
掲載区分国内
出版社 (一社)日本神経学会
巻・号・頁 40(8),821-826頁
著者・共著者 清水 優子†*, 太田 宏平, 竹内 恵, 岩田 誠, 余郷 嘉明
担当区分 筆頭著者,責任著者
発行年月 2000/08
概要 症例は70歳男性で異常行動,歩行障害,左片麻痺を主訴とした.左錐体路徴候があり,頭部MRIで両側基底核,深部白質に多発性の小梗塞巣と思われる異常信号域を認めた.多発性脳梗塞を疑われ脳代謝改善薬,抗血小板薬の投与を開始された.失禁が出現し異常行動が目立った.CD4細胞は著減し血清HIV抗体陽性,髄液中のJCウイルス(JCV)DNAがnested PCR法で確認されたため後天性免疫不全症候群(AIDS)に発症した進行性多巣性白質脳症(PML)と診断した.高活性抗レトロウイルス療法(HAART)を開始し改善を認めた.HAARTはAIDSに伴うPML(AIDS-PML)に積極的に用いるべき治療法である
文献番号 2001160528