シミズ ユウコ
Shimizu Yuuko
清水 優子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 多発性硬化症におけるmizoribineの免疫抑制効果 免疫学的検査法による評価 |
掲載誌名 | 正式名:神経治療学 ISSNコード:09168443/21897824 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本神経治療学会 |
巻・号・頁 | 14(4),349-353頁 |
著者・共著者 | 太田 宏平, 清水 優子, 市川 久恵、岩田誠 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 1997/07 |
概要 | 多発性硬化症(MS)4例にmizoribine(MZR)150〜300mg/日を14〜18ヵ月(平均16.2ヵ月)投与し,その前後で各患者の総合障害度に加えて血清IgG,リンパ球表面マーカー(CD4+CD45RA+,CD3+HLA-DR+),末梢血単核球のムンプス抗原,ミエリン塩基性蛋白(MBP)やインターロイキン-2(IL-2)に対する反応性を測定した.更に3例ではMBP特異的T細胞の出現頻度をMZR投与前後で検定した.検討した期間では総合障害度はほぼ変わらなかった.また,MZR投与前後の血清IgG,リンパ球表面マーカー,末梢血単核球の抗原やIL-2に対する反応性等の平均値の有意な変動はなかった.しかし,血清IgGは4例中3例で低下し,CD4+CD45RA+T細胞は4例中3例で上昇を示した.MBP特異的T細胞の出現頻度は3例中2例で低下を示し,これらの結果はMZRの免疫抑制効果を反映している可能性があることを示唆した |
文献番号 | 1998079699 |