キタガワ カズオ
Kitagawa Kazuo
北川 一夫 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤嘱託 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【神経内科】多発性硬化症(MS)と視神経脊髄炎関連疾患(NMOSD) ホスピタリストが知っておきたい診断と治療の基礎知識 |
掲載誌名 | 正式名:Hospitalist ISSNコード:21880409 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)メディカル・サイエンス・インターナショナル |
巻・号・頁 | 5(1),181-193頁 |
著者・共著者 | 池口 亮太郎†*, 清水 優子, 北川 一夫 |
担当区分 | 最終著者 |
発行年月 | 2017/03 |
概要 | MSは若年女性に多い代表的な中枢神経系の自己免疫性疾患で、再発・寛解を繰り返す。10年前まで日本で使用できる(保険適用のある)再発予防薬はインターフェロンβのみであったが、近年はグラチラマー酢酸塩、フィンゴリモド、ナタリズマブなどが使用できるようになった。これらの治療薬は使用するうえでいくつかの注意点があり、特に再発予防効果の高い薬物(フィンゴリモド、ナタリズマブ)で注意すべき点が多い。MSの類縁疾患であるNMOSDに対し、MSの再発予防薬を使用すると病態が悪化するので、両疾患の鑑別が非常に重要である。NMOSDは、MSよりも1回当たりの発作による後遺症が重篤な中枢神経系の自己免疫性疾患で、MSと同様に近年、新たな臨床試験が行われている。適切な治療により活動性を抑えられる患者も多いため、できるかぎり早期の専門医受診が望ましい。(著者抄録) |
文献番号 | 2017188362 |