トヨグチ ミツコ
Toyoguchi Mitsuko
豊口 光子 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 東京女子医科大学眼科ぶどう膜炎の臨床統計(2002~2003年) |
掲載誌名 | 正式名:日本眼科紀要 略 称:眼紀 ISSNコード:155667 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 56(6),410-415頁 |
総ページ数 | 5 |
著者・共著者 | 秋山 友紀子(東京女子医科大学 眼科学講座),
島川 眞知子, 豊口 光子, 安積 祐実, 渡部 恵, 林 殿宣, 香西 由花, 堀 貞夫 |
発行年月 | 2005/06 |
概要 | Abstract:目的:最近の内因性ぶどう膜炎の原因と頻度について調査した.方法:2002~2003年の2年間の東京女子医科大学眼科(当科)受診患者について調査した.1982~1983年に当科で行った統計と比較した.結果:対象期間の内因性ぶどう膜炎患者は691名であった.137名は初診患者で,554名は再診患者であった.年間の初診患者頻度は,以前と比べて増減はなかった.原因疾患のうちで主なものはベーチェット病171名(24.7%),サルコイドーシス147名(21.3%)であった.203名(24.9%)はその他のぶどう膜炎と診断され,170名(24.6%)は原因が同定されなかった.過去の統計と比較して,ベーチェット病は若年男性が高頻度を持続しており,サルコイドーシスは中年以降の女性の頻度の増加がみられた.また同定不能例の頻度は以前と比較して減少していた.結論:ぶどう膜炎の頻度にはここ数年特別な変化はなかったが,予後不良例が相対的に増加していた.これらぶどう膜炎の機序を明らかにし,適切な治療を検討していく必要がある |