イチノエ アキマサ   Ichinoe Akimasa
  一戸 晶元
   所属   医学部 医学科(附属足立医療センター)
   職種   講師
論文種別 症例報告
言語種別 日本語
査読の有無 査読あり
表題 腹壁と広範囲に癒着した巨大卵巣腫瘍に対して単孔式腹腔鏡が有用であった1例
掲載誌名 正式名:日本産科婦人科内視鏡学会雑誌
略  称:日産婦内視鏡会誌
ISSNコード:18849938
巻・号・頁 33(2),218-221頁
著者・共著者 赤澤宗俊†, 井町佑三, 愛甲 碧, 中原一成, 吉田紘子, 二尾 愛, 一戸晶元, 遠城幸子, 西田 眞
発行年月 2017/12
概要 51歳(3経妊3経産婦)。半年前からの腹部膨満感を主訴に近医を受診、超音波断層検査にて巨大腹部腫瘤を指摘され、当科へ紹介となった。MRIでは上腹部から骨盤内全体を占拠する30cm超の巨大嚢胞性腫瘤を認め、腫瘤は薄い隔壁様構造を伴う二房性腫瘤で、右卵巣由来と考えられた。以上より、巨大卵巣腫瘍と診断され、単孔式腹腔鏡下手術を施行した。術中所見では右卵巣に巨大腫瘤を認め、腫瘤壁と腹壁の間には広範な癒着がみられたものの鈍的・鋭的に剥離可能であり、右側付属器切除に加え、左側付属器切除を行った。最終病理診断はmucinous cystadenomaで、悪性所見は認められなかった。術後経過は良好で、術後3日目に退院となった。