キクチ ケン
Kikuchi Ken
菊池 賢 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 腹腔鏡下胆嚢摘出後に発症したMycobacterium abscessusによる臍部膿瘍の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本臨床外科学会雑誌 ISSNコード:13452843/18825133 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本臨床外科学会 |
巻・号・頁 | 80(11),2073-2077頁 |
著者・共著者 | 吉澤 奈央, 小田 智三, 鎌田 啓佑, 菊池 賢, 山口 浩和, 上西 紀夫 |
発行年月 | 2019/11 |
概要 | 開腹と比較し腹腔鏡下の胆嚢摘出術での手術部位感染は少ないが,臍創部は時折感染が見られる.今回,Mycobacterium abscessus subsp. abscessusによる遅発性膿瘍をきたした1例を経験したので報告する.症例は既往歴のない45歳の女性.心窩部痛,発熱を主訴に来院.胆石・急性胆嚢炎の診断で,抗菌薬による保存的加療を行った.待機的手術の方針となり,1ヵ月半後に腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.術後特に問題なく退院したが,およそ2ヵ月目ごろ臍下に腫瘤を自覚し再来した.採血にて炎症所見は認めなかったが,CTにて膿瘍の所見であったため切開排膿した.排膿後,連日洗浄していたが治癒経過は緩慢であり,およそ1ヵ月の創処置を要した.その後,培養結果でMycobacterium abscessus subsp. abscessusと判明した.文献的考察を加え報告する.(著者抄録) |
文献番号 | 2020058033 |