テラダ タカヒロ
Terada Takahiro
寺田 尚弘 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 登録医 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 【酸素療法】(Part 1)酸素の生理学 換気のメカニクス 肺・胸郭・呼吸筋の働き |
掲載誌名 | 正式名:Intensivist ISSNコード:18834833/21867852 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)メディカル・サイエンス・インターナショナル |
巻・号・頁 | 10(2),285-298頁 |
著者・共著者 | 寺田 尚弘, 野口 裕幸, 尾崎 孝平 |
発行年月 | 2018/04 |
概要 | <文献概要>Main points ●安静時の吸気は主に横隔膜と肋間筋の働きに,呼気は吸気によって蓄えられた弾性エネルギーによって行われる。努力呼吸では大胸筋を始めとする補助筋群が作用し,呼吸を補助する。●肺サーファクタントは肺表面の液体分子に作用し,コンプライアンスを増加させ呼吸仕事量を軽減する。●呼吸器全体の抵抗は気道の抵抗,肺組織の抵抗,胸郭の抵抗を合わせたものであり,換気に対して気道抵抗の影響が最も大きい。また,呼吸抵抗と気道抵抗は病的肺においては近似しない。●努力呼気時に呼気流量の増加が制限される現象をダイナミックコンプレッションと呼ぶ。この現象は,呼気努力時の胸腔内圧の上昇による気管の圧排が起こす気流制限であり,病的肺で生じやすく残気量が増加する。●死腔とは,血液とガスの交換に関与しない気道部分を指し,生理学的死腔は解剖学的死腔と肺胞死腔の和と定義される。病的肺においては生理学的死腔が増加する。 |
文献番号 | 2018280548 |