テラダ タカヒロ
Terada Takahiro
寺田 尚弘 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 登録医 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 中毒・膵炎 向精神薬による横紋筋融解症に対して血液濾過を施行し急性腎不全を回避した1例 血中myoglobin濃度はどこまで下げるべきか |
掲載誌名 | 正式名:ICUとCCU ISSNコード:03891194 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 医学図書出版(株) |
巻・号・頁 | 32(別冊),S245-S247頁 |
著者・共著者 | 諸井 隆一, 矢口 有乃, 仁科 雅良, 原田 知幸, 寺田 尚弘, 稲垣 伸洋, 並木 みずほ |
発行年月 | 2008/03 |
概要 | 症例は統合失調症で精神科病院入院中の46歳男性で、入院中に意識レベルの低下を認め、精神科病院主治医により内服中の向精神薬を中止された。来院時、日本式昏睡尺度(JCS):I-3,クレアチンホスホキナーゼ(CPK):235930U/I,血中ミオグロビン濃度:測定限界以上であった。高ミオグロビン血症による腎障害を回避するために、血中ミオグロビン濃度1500ng/ml以上を適応として血液濾過(HF)を行った。血中ミオグロビン濃度は徐々に低下し、1458ng/mlとなった後、HFを中止した。血中CPK濃度は、HF開始前の235930U/IからHF中止後は8285U/Iへと低下した。第14病日に入院中の精神科病院に転院したが、経過中、腎機能障害には陥らなかった。急性腎不全の回避には、HFの開始や中止基準についての検討が必要だと思われた。 |
文献番号 | 2008309362 |