ヨシザワ ヤスヨ
Yoshizawa Yasuyo
吉澤 裕世 所属 看護専門学校 看護専門学校 職種 非常勤講師 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 鍼刺激感覚評価尺度の開発と鍼刺激の強度および快不快感との関係 |
掲載誌名 | 正式名:東方医学 ISSNコード:09117768 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本東方医学会 |
巻・号・頁 | 32(2),1-7頁 |
著者・共著者 | 恒松 美香子, 西村 みゆき, 池宗 佐知子, 吉澤 裕世, 泉 重樹 |
発行年月 | 2016/10 |
概要 | 【目的】鍼刺激の感覚表現の種類を検討し、鍼刺激感覚の評価尺度を作成することを目的とする。さらに、評価尺度に基づいた鍼刺激感覚と鍼刺激の強度および快不快感との関連についても検討する。【対象と方法】鍼施術の受療経験がある100名の成人を対象者とした。対象者の株腰部に刺鍼した後、対象者は107の語が含まれる鍼刺激の評価表へ回答した。最終的な分析には9語を用いた。さらに、対象者にはマクギル疼痛痛質問票(McGill Pain Questionnaire、以下MPQ)、鍼刺激の強度および不快感についても回答を求めた。【結果】因子分析の結果、「鈍く範囲に広がりがある持続した刺激感」(4項目)、「鋭く範囲の狭い短時間の刺激感」(3項目)の2つの因子が抽出された。評価尺度全体、第1因子、第2因子のクロンバックのα係数は、それぞれ0.767、0.817、0.656であった。また、鍼刺激感覚評価尺度とMPQの項目との間には中程度の相関があり、十分な妥当性が認められた。評価尺度の2因子と鍼刺激の強度には正の相関が認められたが、快不快感との間には関連は認められなかった。【結論】鍼刺激感覚の種類の測定に関し、2因子7項目からなる鍼刺激感覚の評価尺度が得られ、信頼性および妥当性も確認された。2因子の感覚が強くなると、鍼刺激も強く感じられる。(著者抄録) |
文献番号 | 2017052785 |