ヤマダ ヨウスケ
Yamada Yousuke
山田 洋輔 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
招待の有無 | 招待あり |
表題 | 在宅酸素療法施行中の乳幼児に対するPersonal Handy-phone System回線を用いた在宅モニタリングシステムの検討 |
掲載誌名 | 正式名:東京女子医科大学雑誌 ISSNコード:00409022/24326178 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 東京女子医科大学学会 |
巻・号・頁 | 83(臨増),E118-E124頁 |
著者・共著者 | 鶴田 志緒, 長谷川 久弥, 邉見 伸英, 菅波 佑介, 三好 義隆, 山田 洋輔, 武藤 淳一, 和佐 正紀 |
発行年月 | 2013/01 |
概要 | 在宅酸素療法は新生児・小児領域の在宅医療において一般的な診療ツールとなりつつある。しかし、その管理方法に関する明確な基準はなく、酸素化のモニタリングを含め、各医療機関が試行錯誤しながら運用しているのが現状と思われる。我々は、在宅酸素療法施行中の新生児慢性肺疾患の3症例に対してパルスオキシメータとPersonal Handy-phone System回線を用いた在宅モニタリングシステムを導入し、その効果について検討した。2009年4月から2012年3月までの3年間を検討期間とし、この間に223回の遠隔データ取得が行われた。取得したデータは夜間入眠中の経皮的酸素飽和度と脈拍数の連続測定値であり、これを解析して酸素飽和度中央値、低酸素発作の有無、睡眠の状態、脈拍異常の有無について評価した。そして、解析結果をもとに最適な酸素流量を決定した。データ取得は、患者の状態に合わせて週1回から月1回の頻度で行われた。このシステムを使用することにより、患者の移動を伴わずに呼吸状態を把握することが可能となり、結果的に、検討期間中に対象患者が慢性肺疾患急性増悪や急性感染症で高次医療機関を緊急受診・入院することはなく、死亡も発生しなかった。本システムは、在宅酸素療法施行中の乳幼児に対して有用なものであると考えられた。(著者抄録) |
文献番号 | 2013199885 |