ヤマダ ヨウスケ
Yamada Yousuke
山田 洋輔 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 喉頭軟化症に対するYttrium-Aluminum-Garnet(YAG)レーザー喉頭形成術施行例におけるBreathing Intolerance Index(BITI)の検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本小児呼吸器学会雑誌 ISSNコード:21875731 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本小児呼吸器学会 |
巻・号・頁 | 25(2),93-99頁 |
著者・共著者 | 山田 洋輔, 長谷川 久弥, 邉見 伸英, 鶴田 志緒, 内山 環, 星名 潤, 三好 義隆, 武藤 淳一, 和佐 正紀 |
発行年月 | 2015/01 |
概要 | 【はじめに】BITIは呼吸筋疲労の指標であり、BITI=(Ti/Ttot)×(TV/VC)[Ti:吸気時間、Ttot:全呼吸時間、TV:Tidal Volume、VC:Vital Capacity]という式で定義され、小児の基準値は0.120±0.014である。喉頭軟化症に対するYAGレーザー喉頭形成術施行例のBITIについて検討した。【方法】対象は、喉頭形成術を要した重症喉頭軟化症の乳児5例である。BITIはアイビジョン社製呼吸機能測定装置にて測定し、術前後のBITIと臨床症状について後方視的に検討を行った。【結果】術前のBITIは高値で、術後に低下傾向となった(0.207→0.166)。BITIに影響していたのはVCの低値であり、喉頭軟化症の病態に合致していた。臨床症状との比較では、哺乳障害が改善した2例のBITIは基準値まで低下し(0.169→0.130)、残存した3例は術後も高値であった(0.232→0.190)。術前呼吸数が高かった1例で、臨床症状に比してBITIが低値となる傾向があった。【まとめ】BITIは喉頭軟化症の病態評価や治療効果判定に有用である可能性が示された。今後は、BITIに呼吸数を加味した新しい指標の検討も望まれる。(著者抄録) |
文献番号 | 2015129809 |