イシタ タケシ
Ishita Takeshi
石多 猛志 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 助教 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 巨大後腹膜原発悪性solitary fibrous tumorの1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:03857883/18829112 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科系連合学会 |
巻・号・頁 | 42(4),717-723頁 |
著者・共著者 | 毛利 俊彦, 片桐 聡, 石多 猛志, 石井 雅之, 飯野 高之, 平井 栄一, 鬼澤 俊輔, 濱野 美枝, 大石 英人, 中村 努, 新井田 達雄, 廣島 健三 |
発行年月 | 2017/08 |
概要 | 症例は79歳男性.腹痛を主訴に当院を受診した.右季肋部から臍下に及ぶ可動性不良の硬結腫瘤を触れた.CTにて造影効果の乏しい内部不均一な25cm大の後腹膜巨大腫瘤を認め,肝右葉と横隔膜に浸潤し,右腎を巻き込んでいた.IVCは強く圧排偏移していたが浸潤はなしと診断した.針生検の病理組織診でsolitary fibrous tumor(以下SFT)が疑われ,右腎摘出,肝部分切除,胆嚢摘出術,横隔膜合併切除を行い,腫瘍を完全切除しえた.摘出標本は24×23×12cm,重量4kgの弾性硬の腫瘤で,多数の結節が癒合し,割面は黄白色で一部に壊死を認めていた.免疫染色にて悪性SFTと診断した.術後経過良好で術後15日目で退院となった.SFTは胸膜から発生する軟部腫瘍の一種とされるが後腹膜領域では稀とされる.今回,われわれは巨大な後腹膜原発悪性SFTの1例を経験したので文献的考察を加えて報告する.(著者抄録) |
文献番号 | 2018162160 |