イシタ タケシ
Ishita Takeshi
石多 猛志 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 助教 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 剥離用拡張バルーンを用いた腹腔鏡下ヘルニア修復術における膀胱損傷の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本外科系連合学会誌 ISSNコード:03857883/18829112 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本外科系連合学会 |
巻・号・頁 | 41(6),1012-1016頁 |
著者・共著者 | 山根 貴夫, 石多 猛志, 石井 雅之, 大石 英人, 新井田 達雄, 亀岡 信悟 |
発行年月 | 2016/12 |
概要 | 症例は72歳,男性.左鼠径ヘルニアの診断にて腹腔鏡下ヘルニア修復術(Totally extraperitoneal preperitoneal repair:TEP)を施行した.腹膜外腔拡張バルーン(Preperitoneal dissecting balloon:PDB)を挿入し腹腔鏡視下に腹膜前腔を拡張させたところ,拡張バルーン越しに膀胱壁の裂創とさらに尿道バルーンの露出を視認し膀胱損傷と診断された.膀胱損傷の原因は不明であったが,別症例で同様に腹膜前腔をPDBで拡張させたところPDBと尿道バルーンに挟まれて菲薄化した膀胱壁が確認された.以上から今回この菲薄化した膀胱壁の一部がさらなるPDBによる圧力により損傷した可能性もあることが推測された.TEPにてPDBで拡張剥離するときは,尿道バルーンとに挟まれた菲薄化した膀胱壁が存在している可能性があることを念頭に置く必要があると思われた.(著者抄録) |
文献番号 | 2017290828 |