イシタ タケシ
Ishita Takeshi
石多 猛志 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 助教 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | UFT/経口Leucovorin療法が有効であった直腸癌・同時多発肝転移の1例 |
掲載誌名 | 正式名:癌と化学療法 ISSNコード:03850684 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)癌と化学療法社 |
巻・号・頁 | 37(9),1817-1820頁 |
著者・共著者 | 熊澤 紗智子, 村田 祐二郎, 石多 猛志, 中村 聡, 田村 徳康, 及川 芳徳, 久保 佳子, 倉田 長幸, 八木 浩一, 服部 正一, 坂東 道哉, 森 正樹, 松本 賢治, 佐藤 裕二, 町並 陸生 |
発行年月 | 2010/09 |
概要 | 症例は65歳、男性で、Raに2型直腸癌とCT検査でS3、5、6、7、8に肝転移を認めた。直腸癌同時性多発肝転移と診断し開腹したが、肝表面に白色結節を多数認め低位前方切除術、D3郭清とした。病理組織型では中分化腺癌であった。術後5-FUによる肝動注療法を施行したが、ポート感染で術後3ヵ月目より5-FU/l-LVによる全身化学療法とした。NCであったため、9ヵ月目よりUFT/LV(Uzel)経口療法に変更した。UFT/Uzel開始後肝転移巣が著明に石灰化した。術後23ヵ月目からUFT単独療法としたが、27ヵ月より転移巣のうちS6のみ増大し、UFT/UzelおよびmFOLFOX6療法を施行したが効果なく39ヵ月後に肝後区域切除を施行した。切除された肝転移巣は、90%石灰化と壊死組織であった。59ヵ月後に右第10肋骨転移が出現、化学療法後(63ヵ月後)に第9、10、11肋骨を部分切除した。以後現在まで、初回術後67ヵ月経過良好な症例を経験したので報告する。(著者抄録) |
文献番号 | 2011002294 |