カワシマ アキツグ
Kawashima Akitsugu
川島 明次 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | マイクロドプラーを用いたもやもや病におけるSTA-MCAバイパス術の評価 |
掲載誌名 | 正式名:Neurosonology ISSNコード:0917074X |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本脳神経超音波学会 |
巻・号・頁 | 22(1),17-21頁 |
著者・共著者 | 森澤 華子, 岡田 芳和, 川島 明次, 米山 琢, 川俣 貴一, 堀 智勝 |
発行年月 | 2009/07 |
概要 | マイクロドプラーを用いたもやもや病における浅側頭動脈-中大脳動脈(STA-MCA)バイパス術について評価した。対象は2007年7月〜2008年4月までにSTA-MCA吻合術を行ったもやもや病15例(男性7例、女性8例、平均年齢34.3歳)で、術中にマイクロドプラーを用いて脳表動脈(M4)の血流速度を記録し検討した。1)正常例として未破裂脳動脈瘤クリッピング術中測定した中大脳動脈系の最高血流速度(V max)は14.0cm/secであった。2)もやもや病の吻合前14例28 recipient arteriesのM4の血流方向は順行性19、逆行性9で、V maxは11.4cm/secと正常例より遅い傾向を示していた。3)吻合後12例24recipient arteriesの血流方向は「吻合部近位は逆行性、遠位は順行性」「近位・遠位とも順行性」「近位・遠位とも逆行性」の3パターンであり、V maxは28.6〜76.1cm/secと有意に増加し、吻合前に順行性のrecipientでは逆行性のrecipientより血流速度上昇率が有意に高かった。 |
文献番号 | 2010325536 |