カワシマ アキツグ
Kawashima Akitsugu
川島 明次 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 重症くも膜下出血の治療 ニカルジピン徐放剤を用いて |
掲載誌名 | 正式名:脳卒中の外科 ISSNコード:09145508/18804683 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本脳卒中の外科学会 |
巻・号・頁 | 34(4),274-279頁 |
著者・共著者 | 糟谷 英俊, 恩田 英明, 氏家 弘, 山口 浩司, 川島 明次, 谷 茂, 比嘉 隆, 加藤 宏一, 久保田 有一, 岡田 芳和, 堀 智勝 |
発行年月 | 2006/07 |
概要 | 重症くも膜下出血に対するニカルジピン徐放剤(NP)の効果について検討した.対象はWFNS grade 4,5の重症くも膜下出血患者34例(男性13例,女性21例・平均62歳)で,21例で開頭clipping後に攣縮が起きそうな血管(内頸動脈:IC,前大脳動脈:AC,中大脳動脈:MC)の脇にNP4-11本を留置した.7日以内に死亡した5例と脳血管撮影が行われなかった2例を除く27例で脳血管撮影上の脳血管攣縮を評価した.その結果,1)2例に強い脳血管攣縮を認め,うち1例が症候性となった.11例に軽度の脳血管攣縮を認め,他の14例では攣縮を認めなかった.2)NPを留置した21例中,脳血管撮影を行った20例では1例で強い攣縮を,9例で軽度の攣縮を認めたが,いずれもNP留置近傍の血管に攣縮はなく,他の10例では攣縮を認めなかった.3)NPによる副作用はなく,34例の転帰はGR 7例,MD 13例,SD 7例,V 2例,D 5例であり,年齢とともに転帰不良となる傾向が認められた |
文献番号 | 2006318541 |