カワシマ アキツグ
Kawashima Akitsugu
川島 明次 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【脳卒中のチーム医療 EC-ICバイパスの夜明け】もやもや病に対する直接血行再建術の工夫 |
掲載誌名 | 正式名:The Mt. Fuji Workshop on CVD ISSNコード:02898438 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)にゅーろん社 |
巻・号・頁 | 24,79-83頁 |
著者・共著者 | 川島 明次, 岡田 芳和, 川俣 貴一, 藍原 康雄, 山口 浩司, 堀 智勝 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
発行年月 | 2006/07 |
概要 | もやもや病に対する直接血行再建術の手術手技を紹介し,成績を報告した.手術施行患者は40例52側で,うち小児例(3〜15歳)は10例17側であった.他院から紹介された小児EDAS不成功例に対してOA-MCA bypassを行った以外は,STA-MCA double bypassを行った.全例術後MRAでbypassのpatencyを確認でき,術前あったTIAや頭痛は全例消失または著明改善した.術後合併症は5例に認め,術後過灌流症候群による脳内出血2例,対側infarction,術後硬膜下血腫,術後感染各1例であった.これらはいずれも初回手術の成人例であった.脳内出血例と対側infarction例は術前CBFで血管反応性の著しい低下,術直後の高度過灌流を認めていた.また,硬膜下血腫例はXIII因子欠乏症を,感染例は糖尿病と再生不良性貧血を合併していた.いずれも術後1ヵ月での症状悪化はなく,予後には関係しなかった.一方,手術待機中の6側に脳梗塞が生じ,うち3側で症状が残存した |
文献番号 | 2006272593 |