カワシマ アキツグ
Kawashima Akitsugu
川島 明次 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【新世紀のバイパス術】手術手技 Saphenous Vein Graftを用いたHigh Flow Bypassの工夫 |
掲載誌名 | 正式名:The Mt. Fuji Workshop on CVD ISSNコード:02898438 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)にゅーろん社 |
巻・号・頁 | 22,76-80頁 |
著者・共著者 | 岡田 芳和, 川島 明次, 川俣 貴一, 堀 智勝, 島 健 |
発行年月 | 2004/07 |
概要 | 頭蓋内外の脳主幹動脈間のhigh flow bypass術は脳蓋底部病変に対する外科的治療法の重要な手技であるが,グラフトとして用いられる自家動脈片と静脈片にはいずれも長所と欠点がある.静脈片によるhigh flow bypass開存率を左右する問題点としては,レシピエントの頭蓋内動脈よりもサイズが大きく著しい不均衡がある,グラフトが捻れ屈曲を生じやすく側枝処理で皮下トンネル内の圧迫閉塞をきたしやすい,グラフト内のバルブによる血栓形成やスパズムによる梗塞をきたしやすいなどが挙げられる.これらの問題点に対して著者らは静脈片を下肢(足首から膝)から採取する,静脈片は吻合開始直前に遠位端と近位端を切断して遠位端からカニュレーションし100mmHgの加圧で静脈片の加圧時径と長さを評価して側枝などからの出血を検索する,グラフトの捻れ・屈曲・圧迫の予防に人工血管による皮下トンネルを作成しグラフトを通すなどの工夫をしている.海綿静脈洞内動脈瘤の46歳女性症例に対する本術式の実際を呈示し解説した |
文献番号 | 2005001746 |