カワシマ アキツグ
Kawashima Akitsugu
川島 明次 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 脊髄硬膜外電気刺激療法による遷延性意識障害患者の治療経験 |
掲載誌名 | 正式名:埼玉県医学会雑誌 ISSNコード:03890899 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 埼玉県医学会 |
巻・号・頁 | 38(1),18-21頁 |
著者・共著者 | 岩田 幸也, 川島 明次, 中谷 幸太郎, 馬場 元毅 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2003/07 |
概要 | 1996年7月から5年間に,遷延性意識障害(PVS)の5症例(24〜57歳)に対し,脊髄硬膜外電気刺激療法(SCS)を施行したので,2例を呈示し,SCSの選択基準等について検討を加えた.原疾患は重症頭部外傷2例,脳内出血2例,脳炎1例で,手術から意識障害持続期間は2.5〜5ヵ月であった.SCS開始後2.5〜9ヵ月後の判定では,PVS脱却:2例,1grade up:1例,変化なし:2例であった.術前に拘縮を認めた例全てに,拘縮の改善を認めた.意識障害に対して十分な効果が得られない場合でも,四肢の拘縮が軽快すれば,リハビリテーションや介護の負担軽減につながると思われた.手術に起因する合併症は認めなかった.著効の2例は,24歳と43歳であり,SCSの施行を特に比較的若年層,特に30歳代までに制限する必要はないと考えられたが,48歳以上の脳血管障害例では効果は認められなかった.施行時期としては,神経系の可塑性が保たれている時に行うことが重要と考えられた |
文献番号 | 2004016334 |