ハルタ シヨウジ
Haruta Shiyouji
春田 昭二 所属 医学部 医学科(附属八千代医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 総説 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【冠動脈カテーテルインターベンションの今後の展開2015】併存疾患とPCI とくに腎不全症例の場合 |
掲載誌名 | 正式名:ICUとCCU ISSNコード:03891194 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 医学図書出版(株) |
巻・号・頁 | 39(6),375-382頁 |
著者・共著者 | 春田 昭二 |
発行年月 | 2015/06 |
概要 | PCI症例は、高血圧、糖尿病などの動脈硬化危険因子とともに、慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)を合併することが多く、これらはお互いに関連して動脈硬化の進展を起こし、PCI後の予後に影響を与える。そのなかでCKDはとくに重要な因子で、冠動脈疾患の予後に大きく影響する。CKD患者の冠動脈疾患の特徴は、血管径が細く、石灰化が高度で、多枝病変で、PCIに際しては出血性合併症、ステント血栓症、造影剤腎症などの合併症の頻度が高くなる。造影剤腎症の予防のためには十分な輸液と造影剤を少なくする努力が必要である。DESの登場により、CKD患者におけるPCIの成績も向上しているが、透析患者においてはまだ治療効果は不十分で、さらなるデバイスの発展と、エビデンスの蓄積が期待される。薬物療法は、インターベンションの如何にかかわらず、治療の中心であり、CKDを含む高血圧、糖尿病、脂質異常症などの危険因子の是正に積極的に努める必要がある。(著者抄録) |
文献番号 | 2015275999 |