イシザキ スミコ
ISHIZAKI Sumiko
石﨑 純子 所属 医学部 医学科(附属足立医療センター) 職種 准教授 |
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論文種別 | 症例報告 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 二次的な修飾により初診時のダーモスコピー診断が困難であった基底細胞癌の1例 |
掲載誌名 | 正式名:臨床皮膚科 ISSNコード:00214973/18821324 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (株)医学書院 |
巻・号・頁 | 70(12),970-974頁 |
著者・共著者 | 貞安 杏奈†, 澤田 美月, 出来尾 格, 石崎 純子, 田中 勝*, 藤林 真理子, 領家 俊雄 |
発行年月 | 2016/11 |
概要 | 72歳,男性.初診の半年前より左鼻翼の皮疹が徐々に拡大した.淡紅色から一部黒褐色の,痂皮を付着する13×11mm大の半球状に隆起する小結節がみられた.ダーモスコピーでは血痂と白色鱗屑が目立った.白色網目構造と,糸球体状血管,線状血管,ループ状血管があり,中心部と辺縁部ではわずかに青灰色構造がみられたが,基底細胞癌に典型的な所見を欠いていた.病理組織学的所見では一部表皮と連続して好塩基性の腫瘍細胞が胞巣を形成して増殖していた.胞巣の周囲には裂隙とムチン沈着あり.基底細胞癌と診断し,初診2ヵ月後に全摘した.全摘時のダーモスコピーでは痂皮や白色鱗屑が減少し,青灰色構造が明瞭化した.痂皮や白色鱗屑によりダーモスコピー診断が困難な症例では,被覆材の使用や軟膏処置により掻破行動などが抑制され,二次的な修飾が減少しダーモスコピー像が明瞭になる可能性がある.(著者抄録) |
文献番号 | 2017032684 |