ノガミ マコ
Nogami Mako
野上 真子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 当院で経験した上部消化管造影検査後の大腸穿孔3症例の検討 |
掲載誌名 | 正式名:東京女子医科大学雑誌 ISSNコード:00409022/24326178 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 東京女子医科大学学会 |
巻・号・頁 | 85(臨増1),E59-E61頁 |
著者・共著者 | 野上 真子, 平山 亮一, 大塚 亮, 澤 雅之, 武 仁 |
発行年月 | 2015/03 |
概要 | 上部消化管造影検査はがん検診において最も一般的な検査である。その多くは造影剤としてバリウム製剤が用いられる。検査後のバリウム残留が原因と考えられる大腸穿孔は非常に稀であり、その発生頻度は101万例中3例(0.0003%)と報告されている。症例の多くは大腸憩室症や腫瘍性疾患などの器質的な通過障害を伴うが、稀に器質的変化を伴わない症例も認められる。また、平均発症日数は検査後3日前後が多く、治療は人工肛門の造設と二期的な閉鎖が一般的で、手術死亡率は18.2-20.0%と報告されている。今回我々はバリウム製剤を使用した上部消化管造影検査後に発生した大腸穿孔の3症例を経験したので、若干の文献的考察を加え報告するとともに、当院健診センターにおけるがん検診での上部消化管造影検査と上部消化管内視鏡検査の現状についても報告する。(著者抄録) |
文献番号 | 2015221079 |