ノガミ マコ
Nogami Mako
野上 真子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 脳転移症状を初発症状として診断された潜在性乳癌の1例 |
掲載誌名 | 正式名:日本臨床外科学会雑誌 ISSNコード:13452843/18825133 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本臨床外科学会 |
巻・号・頁 | 71(12),3075-3079頁 |
著者・共著者 | 野上 真子, 増野 浩二郎, 田代 英哉, 坂田 久信 |
発行年月 | 2010/12 |
概要 | 症例は59歳,女性.頭痛と見当識障害を主訴に近医を受診し,頭部CT上多発脳腫瘍を指摘され,当院脳神経外科を紹介受診した.頭部MRI上転移性脳腫瘍疑いにて胸腹部CTを施行した.左乳腺内の粗大石灰化および多発性の骨硬化像を指摘され乳癌疑いで当科へ紹介となった.触診上左乳腺内に5mm大の結節を認めたが,穿刺吸引細胞診にて良性の診断であり退縮性線維腺腫と判断した.他に乳腺内および腋窩に触知可能な病変なく,MMGおよびUS上で右側腋窩のリンパ節腫脹を認めた.同部の穿刺吸引細胞診はpositiveであり,他のmodalityによる全身精査では明らかな原発巣を指摘できず,穿頭脳生検を施行した.免疫染色にて脳組織内に乳腺由来組織を認めたため潜在性乳癌の多発脳転移と診断した.放射線および化学療法による治療開始後,脳転移の進行により7ヵ月後に死亡した.(著者抄録) |
文献番号 | 2011078594 |