ヌノダ シンイチ
Nunoda Shin'ichi
布田 伸一 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 特任教授 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 【心臓移植:移植後の治療・フォローアップの問題点】小児心移植の遠隔期合併症についての検討 |
掲載誌名 | 正式名:日本小児循環器学会雑誌 ISSNコード:09111794/21872988 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (NPO)日本小児循環器学会 |
巻・号・頁 | 22(6),626-631頁 |
著者・共著者 | 布田伸一†, 岡島清貴, 生沼幸子, 下倉和修, 品川亮, 松岡治, 久保豊, 高杉絵美子, 堀田典寛, 大塚邦明, 本間哲, 伊藤けい子 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2006/11 |
概要 | 心移植から1年以上経過観察できた小児心移植14例を対象に、移植後遠隔期の問題点について検討した。その結果、移植前疾患の内訳は、拡張型心筋症8例、梗塞型心筋症5例、虚血性心筋症1例で、Lower & Shumway法を8例に、bicaval anastomosisを8例に施行した。CFR測定は安全に施行でき、ATP投与による副作用も認めず、IVUSを5例に施行した。経過観察中、CFRの著明な低下を2例に認めた。内1例は移植4年後の4歳半時にリンパ腫を発症し、更に約3年後には左室前壁はakinesisへとなり、免疫抑制薬増量等の効果なく突然死した。もう1例は12歳時に移植し、移植2ヵ月で心停止を伴う液性拒絶反応を認め、その後も心機能は低いまま改善せず、CFRの低下とIVUSによる血管内膜肥厚も見られた。本邦2例目の再移植適応ありと診断されたが死亡した。残りの12例ではCFRは良好で、腎機能は移植2年目と5年目にCcrが低下する傾向が見られた。 |
文献番号 | 2007131689 |