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カワジリ スミヒロ
KAWAJIRI Sumihiro
河尻 澄宏 所属 医学部 医学科(附属東洋医学研究所) 職種 准教授 |
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| 論文種別 | 症例報告 |
| 言語種別 | 日本語 |
| 査読の有無 | 査読あり |
| 表題 | 胃食道逆流症による咽喉頭違和感に清熱補血湯が有効であった一例 |
| 掲載誌名 | 正式名:日本東洋医学雑誌 ISSNコード:02874857/1882756X |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社 | (一社)日本東洋医学会 |
| 巻・号・頁 | 69(3),295-299頁 |
| 著者・共著者 | 河尻 澄宏, 木村 容子, 伊藤 隆 |
| 発行年月 | 2018/07 |
| 概要 | <緒言>胃食道逆流症(GERD)は胃食道症状に加え、咽喉頭違和感などの食道外症状を起こすことがある。今回、GERDによる咽喉頭違和感に対し、清熱補血湯が有効であった症例について報告する。<症例>72歳女性。X年2月に咽喉頭のヒリヒリ感が出現し、耳鼻咽喉科では異常を指摘されず、上部消化管内視鏡検査で逆流性食道炎を認め、ラベプラゾールで症状の改善を認めた。同年9月に再燃し、11月に当院受診。皮膚・目の乾燥症状、浅い眠り、足の冷え等の血虚に伴う症状を多く認めたため、清熱補血湯を処方した。ヒリヒリ感は速やかに改善し、2ヵ月で消失した。また、皮膚や目の乾燥症状および不眠も改善した。<考察>清熱補血湯は血虚、燥熱による口舌の潰瘍・びらんなど口腔局所の炎症を治す方剤として理解されてきた。しかし、今回の症例を通じて、本方剤の作用が口腔局所だけでなくGERDによる咽喉頭症状にも及んでいる可能性が示唆された。(著者抄録) |
| DOI | 10.3937/kampomed.69.295 |
| 文献番号 | 2018382886 |