イトウ ナオコ
Itou Naoko
井藤 奈央子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読なし |
表題 | 低体重・身長児に対する生体腎移植 |
掲載誌名 | 正式名:日本小児腎不全学会雑誌 ISSNコード:13415875 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | 日本小児腎不全学会 |
巻・号・頁 | 32,114-115頁 |
著者・共著者 | 岡部 安博, 北田 秀久, 三浦 敬史, 栗原 啓, 寺坂 壮史, 加来 啓三, 野口 浩司, 川浪 さやこ, 西山 慶, 井藤 奈央子, 熊本 憲子, 田中 雅夫 |
発行年月 | 2012/07 |
概要 | 著者らが2008年以降に経験した低体重・身長児に対する生体腎移植5例のうち、今回は特に手術が困難であった1例を提示した。症例は1歳7ヵ月の女児、原疾患は先天性の多発嚢胞腎で、腎機能が徐々に悪化し、1歳4ヵ月に腹膜透析が導入され、生体腎移植目的で紹介となった。身長は77cm(-1.5SD)、体重は8〜9kgで、過剰な経管栄養と腎不全のため浮腫を来しており、血管の太さ、丈夫さは実際体重よりもかなり小さく感じられた。以上を踏まえ、手術は右自己腎摘+右後腹膜腔生体腎移植が行われたが、大動脈および下大静脈は非常に細く、吻合部位の選択を含めた確実な手術手技を要した。更に術後は血栓症管理や捻転防止のため、ICUにてレスピレーター管理とした。その結果、経過良好で、術後7日目に小児科病棟へ転棟し、14日目に軽快退院となった。 |
文献番号 | 2013032010 |