アキモト リタ
Akimoto Rita
秋元 理多 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 自施設における小児科との連携による上腕骨顆上骨折への対応 |
掲載誌名 | 正式名:日本手外科学会雑誌 ISSNコード:21854092/21881820 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本手外科学会 |
巻・号・頁 | 35(5),1120-1122頁 |
著者・共著者 | 佐々木 理多, 岩倉 菜穂子, 寺山 恭史, 高築 義仁, 深谷 久徳, 長田 義憲 |
担当区分 | 筆頭著者 |
発行年月 | 2019/02 |
概要 | 自施設では,骨折を伴う小児の外傷は小児科による初療後,整形外科へ紹介となる.今回,小児上腕骨顆上骨折の手術症例につき,小児科と連携する利点・欠点を考察した.2007年4月から2017年3月までに自施設で手術を行った症例について,骨折型,術式,Baumann angle, Carrying angle, Flynnの臨床評価基準を用いた術後成績評価,来院時間,来院から手術までの時間,手術時間,入院期間,合併症を検討した.対象となった58例の平均年齢は8.4歳,平均経過観察期間は4.8ヵ月であった.52例に受傷当日手術を行った.治療成績は諸論文と比べて遜色のない結果であった.来院時間は夕方から夜間にかけて多かったが,整形外科医が病院に到着する前に小児科が初療を行い,既往歴や合併症を把握することで迅速に加療することができた.一方で過分なX線撮影による被曝量の増加や骨折の見逃しが生じていた可能性があり,初療のポイントや周術期管理を小児科と共有する機会が必要と考えている.小児科と連携することで速やかな術前準備および手術加療が可能となり,整形外科医は外科的治療に専念することができた.(著者抄録) |
文献番号 | 2019291540 |