テラヤマ ヤスシ
Terayama Yasushi
寺山 恭史 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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論文種別 | 原著 |
言語種別 | 日本語 |
査読の有無 | 査読あり |
表題 | 術前の不安傾向と抑うつ状態が手根管症候群の術後短期成績に及ぼす影響 |
掲載誌名 | 正式名:日本手外科学会雑誌 ISSNコード:21854092/21881820 |
掲載区分 | 国内 |
出版社 | (一社)日本手外科学会 |
巻・号・頁 | 31(5),712-715頁 |
著者・共著者 | 岩倉 菜穂子, 寺山 恭史, 高築 義仁, 深谷 久徳, 加藤 義治 |
担当区分 | 2nd著者 |
発行年月 | 2015/02 |
概要 | 【目的】不安尺度やうつ性の自己評価尺度が手根管症候群の術後の短期成績に及ぼす影響について検討すること.【方法】対象は手根管開放術を行った患者19例.平均年齢は71.6歳,平均経過観察期間は13.6ヵ月,術前に不安測定である日本語版STAIとうつ病の自己評価尺度であるSDSを評価.また術前,術後3ヵ月,6ヵ月,9ヵ月,12ヵ月にQuick DASH,CTSI-JSSH,VASを評価.STAI特性不安およびSDSを高い群と低い群にわけ,術前・術後3ヵ月・術後6ヵ月以降の3群の推移に関して比較検討した.【結果】STAI特性不安およびSDSの高い群では術後3ヵ月ではいずれの値も改善を認めなかったが,術後6ヵ月以降に有意な改善を認めた.一方,低い群ではCTSI-JSSH「症状の重症度スコア」以外は術後3ヵ月から有意な改善を認めた.【考察】本研究では不安傾向の強い患者,抑うつ状態にある患者は術後早期の機能的改善や自覚症状の改善は得られにくいが,術後6ヵ月以降は症状の改善が得られていた.精神的な要素は術後6ヵ月以降の成績には影響がないと考えられる.(著者抄録) |
文献番号 | 2015348087 |